今回はTwitterで話題のトロン/TRON(TRX)について取り上げます!
トロンは2017年に公開された仮想通貨で、エンタメ業界に特化し、エンタメ業界のプラットフォームを目指す目的で作られました。
そんな仮想通貨トロン(TRX)について解説していきます!
- エンタメ業界のプラットフォームを目指す
- 価格上昇が期待される題材が多い
- コミュニティTRX教団がおもしろい
Contents
トロン(TRX)とは
「TRON(トロン)」は2017年に公開された比較的新しい仮想通貨で、通貨単位は「TRX」です。
エンタメ業界におけるブロックチェーンベースのプラットフォームを目指しています。
つまり、みんなが動画などの自分のコンテンツを自由に投稿できる場を提供するということです。YouTubeのようなサービスと考えてもらうと理解しやすいかもしれません。
現在YouTubeは広告収入モデルによってYouTuberはお金をもらっています。このモデルの問題点は動画の内容に関わらず、広告が流れればお金が発生するという点です。
そのため、タイトルやサムネイルで興味を引き、実際の内容とはかけ離れたものなども存在してしまいます。(つり動画と呼ばれるようなものです。)
そこでトロンはコンテンツの面白さに対してお金が発生する仕組みを作ろうとしています。つり動画のようなものでなく、ユーザーが視聴しておもしろいと感じる、良いコンテンツが評価されることで投稿されるコンテンツの質が保たれるというわけです。
また、トロンのユーザーは無料でデジタルコンテンツのアップロード、保存、公開することができることが特徴の1つです。
詳細
通貨名 | トロン/TRON(TRX) |
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通貨単位 | TRX |
公開日 | 2017年8月 |
アルゴリズム | PoW |
時価総額 | ¥441,173,481,185 2018年5月現在 |
ブロック生成速度 | 約15秒 |
発行上限枚数 | 1000億TRX※ |
取扱取引所 | Binance OKEx Huobi .etc |
公式サイト | https://tron.network/ |
公式ツイッター | @Tronfoundation |
ソースコード | https://github.com/tronprotocol |
ホワイトペーパー | https://tron.network/resources?name=2&lng=en |
※ 流通しているのは100億TRXで、残り900億TRXのうちいくらかはBURNする(使えなくする)予定と言われています。
価格チャート
今までの価格チャートについてもみてみましょう。
最高値 | 最安値 | 価格差 | |
2018 | 31.840 | 2.450 | 1299.32 % |
2017 | 7.520 | 0.120 | 6499.36 % |
2016 | 0 | 0 | 0 % |
*価格には引用サイトによって誤差があります。1つの目安として参考にしてください。
引用元 https://cripcy.jp/shikiho/tron
トロン(TRX)の仕組み
ERC20
トロンはERC20と言われるイーサリアムトークンで開発・利用されています。ERC20はイーサリアムのチェーン上で動いているトークンで、トロンは現在イーサリアムのブロックチェーン技術を使っているということです。
つまり、独自のブロックチェーンを持っていないということです。
しかし、2018年6月21日のメインローンチに合わせてイーサリアムから離脱して、独自のブロックチェーンでの開発を計画しているそうです。
TRXのトークン交換方法
独自ネットワークが移転すると、保有しているトロンはどうなってしまうのでしょうか?
ユーザーのトークン移転は6/21~6/24とされています。BitfinexやBinanceなど取引所で保有している状態であれば、自動的に変換してくれるみたいです。
そのため、トロンをウォレット管理している場合は1度取引所に送った方がいいと思います!
また、万が一交換をし損なっても、トロンのトークン変更カウンターのようなところで新しいTRXに変えることができるみたいです!
*アナウンス内容が変更されることも考えられるので、取引所にトロンを移動させる場合は利用している取引所がどういう対応なのか調べて行うようにしてください。
自己責任・自己判断でお願いいたします。
取引状況から見た分析
通貨別ボリュームとは、通貨別でみたそのコインの出来高です。つまり、そのコインがどの通貨で買われているかを示す指標です。
マーケット別ボリュームとは、取引所で見たそのコインの出来高です。つまり、そのコインがどこの取引所で買われているかを示す指標です。
通貨別ボリューム
トロンは約45%が韓国ウォン建で購入されており、韓国で人気のコインであり、韓国からの影響が大きいと考えられます。
つまり、韓国で国による規制や韓国の取引所などでハッキングがあった際などに影響を受けやすいと言えます。
データ参照元 https://www.coingecko.com
マーケット別ボリューム
マーケット別ボリュームを見ると、トロンは「Upbit」「Bithumb」という取引所で取引の約半数が取引されていることがわかります。この2つの取引所は韓国の取引所なので、通貨別ボリュームでみられたように、韓国で人気のコインであり、韓国からの影響が大きいと考えられます。
つまり、通貨別ボリュームと同様に、韓国で国による規制や韓国の取引所などでハッキングがあった際などに影響を受けやすいと言えます。
また、続いて「Binance」「OKEx」「Huobi」は中国系の取引所であるため、中国からも人気のコインといえるでしょう。
データ参照元 https://www.coingecko.com
トロン(TRX)のメリット
マーケティングがうまい
トロンの代表氏であるJustin Sun氏は頻繁にツイートしており、開発状況や今後の動きなど頻繁に情報発信をしています。トロンのYouTubeのチャンネルを持っていたり、日本ではあまり知名度はありませんが、ペリスコープというリアルライブ配信サービスを使ったりしています。
次々にパートナーシップを結んでいくことでScam(詐欺コイン)疑惑の火消しにしたりとマーケティングが上手いことがわかります。
トロン(TRX)のデメリット
規制の可能性
トロンは中央管理者のいないエンタメサービスです。そのため、投稿される動画や音楽などのコンテンツを規制する人もいないと思われます。この点に関して、著作権の問題や視聴にふさわしくない過激なコンテンツが出てくる可能性があります。
こういったコンテンツが投稿されるようになれば、何らかの形で法的な規制が入り、サービスが停止することも考えられます。
競合サービス
競合として考えられるサービスとしてYouTubeなどの既存サービスがあります。YouTubeは世界的に有名なサービスであり、そこが競合となることは大きなデメリットと言えます。
仮定の話をするのは良くありませんが、もしYouTubeがYouTubeコインのようなものを発行したらトロンは大打撃を食らうことになるかもしれません。逆にYouTubeと提携となったら全く逆のことになるので、あまり気にしてもしょうがないかもしれませんね。
トロン(TRX)のdApps
トロン(TRX)はWeb4.0のdAppsアプリケーションであると公式サイトで述べられています。分散型アプリケーションとはDecentralized Applicationsの略で、ブロックチェーン技術を用いた非中央主権的なアプリケーションのことです。
トロンではすでに9個のdAppsがリリースされています。多くのdAppsをリリースしてそれを多くの人に利用してもらうことでトロンの価値は高まると考えられています。
トロンによるdApps一覧はこちらの公式サイトから確認できます。
トロン/TRON(TRX) のロードマップ
2019年1月ー2020年6月 Odyssey
コンテンツのエンパワーメント
システムの利用範囲の拡大
2020年7月ー2021年7月 Great Voyage
パーソナルICO
ブロックチェーンの優位性に基づき、所得の測定・サポーターの管理・配当の支払いに関する問題を解決
2021年8月ー2023年3月 Apollo
各コンテンツの制作者が独自トークン発行できるようサポート
2023年4月ー2025年9月 Star Trek
分散型オンラインゲームプラットフォームの構築
2025年9月ー2027年9月 Eternity
オンラインゲームプラットフォームの確立
TRON上でゲーム開発のためのクラウドファンディングや投資を可能にする
トロンに限らずですが、ロードマップがしっかりあるところはいいですね!どんなものを目指しているかユーザーがわかりやすいです。
しかし、2023年から分散型オンラインゲームプラットフォームの構築となっていますが、すでに他の仮想通貨でこのような取り組みをしているところも多いのでどうなるのか少し不安なところもあります…。
引用元 https://cripcy.jp/shikiho/tron
トロン(TRX)の注目ポイント!
出来高の大きさ!
トロンの1日の出来高は約500億円(2018年5月現在)でリップル(XRP)やライトコイン(LTC)に近い大きさです。実際この記事の執筆時の1日の出来高は、時価総額でトロンを上回るリップルやライトコインよりも150億円ほど大きいです。
出来高とは売買された仮想通貨の総額を意味します。一般的にボリューム(出来高)が大きいほど売買が活発なので売買しやすいということになります。
例えば、自分が100万円分のトロンを持っていて、それを売って100万円に換えたいと思った時、100万円分のトロンの買い注文がなければ円に換金できません。この例は極端ですが、こういった点から特に仮想通貨では出来高は重要視されています。
また、出来高はその通貨の注目度の指標にもなります。この点でトロンは注目すべきだと考えています。
有名サービスとの提携!
トロンはすでにいくつかのサービスと連携することを発表していることも注目すべきポイントです。
BITMAIN
BITMAINとは、ビットコインのマイニング用のASCIチップというものを開発、販売、そしてマイニングを行っている企業です。現在では、BITMAINのマイニングマシーンは世界シェアの過半数を占めるほどの有力企業です。
トロンはこのビットコインを支える大企業と提携しているので、信頼性は高いといっていいでしょう。
Peiwo
Peiwoは、トロンの創業者であり代表者のJustin Sun氏が立ち上げた音楽ストリーミングサービスです。
1000万人の利用ユーザーがいるため、トロンの認知度や価格の上昇に有利に働くと考えられています。
Baofeng
Baofengはユーザー数2億人を超える中国版Netflixです。
Baofengとの提携は、ブロックチェーンオンラインエンタメの開発協力を目的としています。
Obike
Obikeはシンガポール発の自転車シェアリングサービスです。
アジアを中心にヨーロッパやオーストラリアなど世界20カ国で利用されるサービスで、会員数が1,000万人もいます。利用者にトロンが浸透することで、相場も上昇すると考えられ、トロンの実用化にも期待できます。
アリババ
正式な提携が発表されてはいませんが、中国の最大手ショッピングサイト「アリババ」との提携が噂されています。
今のところ真偽は定かではありませんが、アリババは企業としての時価総額が世界8位です。
もし提携が発表されればトロンが暴騰すること間違なしです!
ICOから30秒で完売
トロンは公開されたICOが
たったの30秒で完売してしまうほど
注目度を集めたコインです。
日本の取引所に上場!?
2018年1月14日、代表のJustin Sun氏がツイッター上で
日本の金融庁にトロンのホワイトリスト入りに向けて申請書を提出したこと
を明らかにしました。
We have officially filed the application to the financial regulators in Japan. Several Japanese exchanges will list us once the application is approved by the government. #TRX $TRX #TRON
— Justin Sun (@justinsuntron) January 14, 2018
ジョン・マカフィー氏の発言
2017年12月26日に世界的に有名なセキュリティソフトの制作・販売会社のMcAfee(マカフィー)社の創始者であるJohn・McAfee氏がトロンについてツイートしたことが大きな話題となりました。
Tron is a long term Hodl. Those who are flipping it are losing out.
— John McAfee (@officialmcafee) December 26, 2017
またまたツイートしてますね……。
バーン予定
トロンはバーンされることが予定されているコインです。
バーンとは1部のコインの使用をできなくすることで、そうすることにより、コインの希少性が上がり、価格の上昇が期待されていました。
しかし、トロンはバーンされず、公式ページでもバーンの記述が削除されていました。
結局、テレグラムの公式アカウントからの回答によると、正確に日付は発表せず、少しづつバーンを進めていくみたいです。
トロン(TRX)の懸念点?
ホワイトペーパーコピペ騒動
TRONのホワイトペーパーがIPFSやFilecoinのコピペであることが2018年1月8日に判明しました。これに対しJustin Sun氏は
「ホワイトペーパーは中国語版がオリジナルであり、他の言語の英語、韓国語、日本語、スペイン語のバージョンは有志によって翻訳されています。そのため、翻訳には多くの重要な情報が欠如しています。」
という回答を出しました。つまり、中国語版はコピペじゃないという主張をしたいのでしょうか。ホワイトペーパーはそのコインを説明する大変重要な資料です。きちんとした取り扱いをしてもらいたいですね。
Scam(詐欺)疑惑
トロンはScam(詐欺コイン)ではないかと疑われていた時期がありました。
1月5日にTRONの開発者であるJustin Sun氏が過去3週間で60億円相当のTRXを売ったという投稿がされました!
そこで開発者がそんなに売るということはscam(詐欺)なのではないかという疑惑が生じ他のです。この疑惑は、問題になっているアカウントが、「Justin」という名前なので開発者本人のものだという指摘を受けたことが発端となりました。
Justin Sunは自身のTwitterで「このアカウントは自分のものではない。もし自分が登録するなら英語名のjustinではなく自分の中国名のYuchanを使うよ。」と反論しています。
ブテリン氏がトロンを批判!?
イーサリアム開発者のブテリン氏はトロンを非難しています。
というのもトロンには目立ったプロダクトがないからです。自分の開発したイーサリアムを使ってプロダクトもないのに多額の資金を集めている企業がいたら、批判したくなるのも当然ですね。。。
TwitterのTRX教団って何?
仮想通貨に投資をしている人なら1度はTwitterで見かけたことがあるのではないでしょうか。
そう!TRX教団です!!
教団という名前がつくとなんだか怪しいですが、実態はどうなんでしょうか?こちらの記事を読めばTRX教団についてわかります!
めちゃめちゃ面白いので読んでみてください(笑)
https://coin-mag.com/post-1844/
オススメ取引所
トロン(TRX)を扱っている取引所でオススメなのは、Binanceと呼ばれる取引所です。Binanceでは多くの種類のコインを扱っています。仮想通貨で一攫千金を目指したい方はここで誰も注目していない草コインを調べて投資するのも悪くないかも知れません!
手数料 | |
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手軽さ | |
セキュリティー | |
知名度 |
トロン(TRX)を扱っている取引所でもう1つオススメなのは、Huobiです!Huobiではトロンのレバレッジ取引ができるので、トロン推しの方はチャレンジしてみてください!
手数料 | |
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手軽さ | |
セキュリティー | |
知名度 |
まとめ
Twitterのイメージだと詐欺や怪しいイメージがあるトロン(TRX)ですが、今後価格上昇が期待される題材が多くて注目ですね!
余裕資金で、投資することをお勧めします。
投資は自己責任・自己判断でお願いいたします。