今回はzcashの送金方法をご紹介します。
匿名送金の方法を調べたんですが、全然方法が乗っているサイトがなかったので記事にしました。
匿名送金とは
通常ビットコインや、イーサリアムなどを送金するとその記録は全てブロックチェーン上に保存されます。
ですので、アドレスと個人が紐付いてしまった場合はその人の送金履歴を過去に遡って全て把握できるのです。
そんなプライバシーが担保されていないシステムはおかしいということで作られたのが匿名送金の技術です。
Dash・XVG・zcash・moneroなど今では様々な通貨が発行されています。
今ICOを実施しているTokenpayもその一つですね。(12月20日現在)
匿名を支えている技術についてはここでは触れませんが、誰が誰に送ったのかをわからなくさせるものだと思っていてください。
Zcashの匿名送金
zcashでは、匿名送金用のアドレスと一般のアドレスの両方を用意しています。
t~始まるアドレスは一般のアドレスです。
ですので、このアドレスからの送金・着金は通常通りに処理されます。
匿名送金の場合は
z~から始まるアドレスです。
このアドレスからの送金はたどることができません。
通常の取引所などのアドレスは、t~始まるアドレスですので匿名送金は行えません。
そこで今回の記事はウォレットを作成し、実際に匿名送金をする方法をお伝えします。
zcashの入手
まずはzcashを入手しなければなりません。
zcashを購入するなら日本円では、コインチェックのみです。
もしくはBinanceなどの海外取引所での取引が必要です。
以上のいずれかでzcashを入手してください。
zcashウォレットの作成
次にzcashウォレットを作成します。
匿名送金を行う場合、スマホではできませんのでご注意ください。
また公式ではubuntuのみのウォレットしかサポートされていません。
ですので、ここではmac用のウォレットを紹介しますが公式のウォレットではなくzcashコミュニティで作られているウォレットアプリになります。
zcash3macと呼ばれるウォレットをダウンロードします
下記のページよりダウンロードを行なってください。
ダウンロードし開いてください。
するとパソコンから警告文が出ますが、許可してください。
誓約文を読み、同意するとこのようなページになると思います。
上の画像の『ここに注目』の場所を見てください。
現在80.2%と書かれている場所があると思います。
これはzcashブロックチェーンとの同期の割合を表しています。
ですので、ここが100%にならなければこのウォレットは使用できません。
注意
かなり時間のかかる処理です。
焦らずに待ちましょう。
取引所からウォレットへの送金
取引所からは匿名アドレスに送金できませんでした。(Binaceしか試していませんので他の取引所はいけるかもしれません。)
ですので、一旦t~始まるアドレス(以下より、公開アドレスと呼びます)にzcashを送金し、そのあとにz~始まるアドレス(以下より、匿名アドレスと呼びます)に送金することにします。
zcash3macのアドレスの確認
zcash3macのアドレスの確認方法をご紹介します。
以下のOwn addressesをクリックしてください。
すると下記画面になります。
デフォルトで2つのアドレスが作成されています。
お好みで、アドレスを追加してください。
アドレスの欄にある文字列をコピーし、送金してください。
必ず、少額で送金テストを行うようにしましょう!!!
zcash匿名送金方法
以上までできればあと少しです。
取引所から、自分のウォレットにzcashを移せましたか?
では最後に匿名送金を行いましょう。
メニューバーのSend cashをクリックしてください。
すると下記のような画面になったと思います。
送金したいアドレスに匿名アドレスを入力すれば送ることができます。
完全に匿名にしたい場合は、送金元のアドレスも匿名アドレスにすればそれとなくもわからなくなりますよ!
以上で匿名送金の解説を終わります。
現在はマックだけですが、そのうちwindowsでも紹介していこうと思います!
匿名通貨の今後
少し話はそれますが、匿名通貨は必ず一定の需要があります。
少し極端ですが、マネーロンダリングなどのような使い方をすることができます。
ですので、規制される可能性が他の通貨よりも高いです。
投資する際は、注意しましょう!
あ、悪用しないでくださいねw
それでは!