はじめに
みなさんは仮想通貨の管理をどこで行っていますか?
取引所に入れっぱなし?ウェブウォレット?
どれも安全とは言えませんよね。
記憶に新しい、某取引所のハッキング被害・仮想通貨の盗難。自分がそのような目にあわないよう、常にセキュリティ面で意識を高くし、より良いサービスや製品に注目していく必要があります。
世の中にはいわゆる「ハードウェアウォレット」と呼ばれる製品がいくつかあり、日本でも今年に入ってから利用するユーザが爆発的に増えています。
今回は、ハードウェアウォレットの中でも人気抜群のLedgerのハードウェアウォレット製品のひとつ、「LedgerNanoS(レジャーナノS)」をご紹介します。
Contents
LedgerNanoS(レジャーナノS)の概要
商品名「LedgerNanoS(レジャーナノS)」という仮想通貨用ハードウェアウォレットです。他社製に比べて小型でリーズナブル、気軽に持ち歩ける便利なハードウェアウォレットです。
対応する仮想通貨は27種。これで主要な仮想通貨・トークンほぼカバーできます。旧バージョンのLedgerNanoS(レジャーナノS)は多くの仮想通貨を同時には扱えなかったようですが、同社の最新ファームウェアでは(旧機種ではアップデートが必要)、本製品ひとつでなんと10種類の仮想通貨が同時管理可能になっています。
LedgerNanoS(レジャーナノS)のメリットはまだあります。多くの人は取引所のアカウントから送金などをしていますが、Ledger Nano S(レジャーナノS)を自分のPCに差し込みログインすることで、取引所などを経由せず、自分のハードウェアウォレットから直接送金が可能になります。
使用後は、Ledger Nano S(レジャーナノS)を外せば誤送金やハッキングなどのトラブルは皆無です。
優れたデザインはハード、ソフト両面に及びます。Ledger Nano S(レジャーナノS)専用のアプリは美しくて直感的、見やすい・使いやすいデザインになっています。
このほかLedger Nano S(レジャーナノS)は他社サービスであるWebウォレットと連携させることができ、初期状態の対応通貨よりもさらに多くの種類のコインを扱うことが可能になります。
対応Webウォレット:MyEtherWallet, Electrum, Copay, Mycelium, BitGo, GreenBits
※本製品を使用するにはコンピュータが1台必要です。
対応するOSは、Windows7以降、MacOS 10.8以降、Linux またはChrome OS搭載のPCで、Google ChromeかChromiumが使用でき、加えて本製品を接続するためのUSBポートが1つ必要です。
ハードウェアウォレットを使用する際の注意点
ただし、ハードウェアウォレットは取引所にコインを置いておくのとは異なるため、新たな注意点に気をつけることはユーザとして必要です。
当然のことですが、物理的に紛失しないように、なくさない方法で管理します。金庫に入れたり、鍵のある引き出しに入れるなどの方法がおすすめです。
また、ハードウェアですがOSがありますので、Ledger Nano S(レジャーナノS)は定期的にOSのアップデートが必要になります。
セキュリティーアップデートなどで自分のパスフレーズを再入力する必要があるので、それも忘れないように注意してください。
基本的には、どんなウォレットであっても、自分のパスフレーズなどをしっかりと管理して、忘れないようにすることは当然ですので、自己責任としてこの点はしっかりと行いましょう。
Ledger Nano S(レジャーナノS)の使用方法
簡単に説明すると、以下のようになります。
1.Ledger Nano S(レジャーナノS)とコンピュータを、製品に付属しているUSBケーブルで接続します。
Ledger Nano S(レジャーナノS)の本体にあるディスプレイに「Welcome – Press both buttons to begin」という英語が表示されます。この指示は、本体にあるボタンを2つ同時に押してくださいというものです。
2.新規デバイスとして構築します。チェックマークがディスプレイに表示されるので、その横にあるスイッチを押してください。
3.Ledger Nano S(レジャーナノS)の本体にあるディスプレイに「Chose A PIN code」という英語が表示されます。ボタンを2つ同時押しして、6桁の暗証番号(PINコード)を登録してください。次に進んで再入力し、PINコードを確認します。
4.本体ディスプレイに「Write down your recovery phrase」という英語が表示されます。この指示は、本製品を使用する際、復元で必要な最重要のパスワードが表示されるので、書き留めなさいという指示です(必須です)
5.本体ディスプレイに「Your device is now ready」という英語が表示されます。これで設定完了です。
その後、Ledger Managerをダウンロードし、好みのコインを選択して、ウォレットを作成し、入金(保存)することが出来ます。
Ledger Nano S(レジャーナノS)まとめ
今では仮想通貨用ウェブウォレット、デスクトップクライアント、そしてハードウェアウォレット製品はいろいろありますが、どれも一長一短。
その中で「LedgerNanoS(レジャーナノS)」の使いやすさは飛び抜けており、価格的にもお求めやすくなっています。
これから購入を検討されている方はぜひ試してみてください。